【基礎編】基本5文型のおさらい part1

受験生
どうやったら英語出来るようになるんだろう….!
暗記カード
ここは私の出番。単語を書いて、書きまくろう。
優しい先生
英単語を覚えることは大切です。でも、単語を並べるだけでは、会話や文を作ることは出来ません。

語を結びつけるルールを知ることで、より相手(=文章)を理解し、そして理解して貰えるようになりますよ。

英語は文法が驚くほど定まった言語です。

例えば、英語では、日本語のように文脈上明らかである場合に、主語や目的語を省略することは出来ませんよね。

日本語:「それ、好き?」→「うん、好き!」
英語:「Do you like it?」→「Yes, I like it.」


英文には必ず、動詞が入ります。また、それが他動詞である場合、どれだけ意味が明らかな場合でも、目的語を省略することは出来ません。

これは一例ですが、英文はルールに忠実な言語です。
よって、英文法を覚えたのちに単語学習を深めれば、用途が広がり、より効率的に英語をマスターしていくことが可能です。

本日は基本5文型のうち、第1~3文型に関して学習して行きましょう。

第一文型:S + V<自>


S + V
<自>


Birds fly.
訳:鳥は飛ぶ。
※ 自動詞は「〜を」等を動詞の意味に含まない、純粋な動詞のこと。対して、他動詞は「〜を」等の意味を動詞に元から含んでいる。


Birds fly fast.
訳:鳥は、はやく飛ぶ。


I am in the park.
訳:私は公園にいます。
I <S>am <V>in the park. <where>
※ be動詞:いる・ある の場合、存在する場所を示すので、「at the station」など、場所を示す副詞と共に用いることが出来る。


The car stopped suddenly in front of us just a minute ago.
訳:その車は、ついさっき突然、我々の前で、停止した。
The car <S>stopped <V>suddenly <how>in front of us. <where>just a minute ago<when>
※ 自動詞の後に副詞(句)が並ぶ場合、基本的に、様態(どのように)、場所(どこで)、時(いつ)の順番に並びます。一方、強調したい時には先頭に持ってこれたりと、自由に使うことも可能です。日本語と一緒ですね。
※ a minute:ほんの一瞬・ちょっと(の時間)

第2文型:S + V<自> + C


S + V
<自> + C

  • Complement 【補語 <C>】は Subject【主語<S>】の意味を補います。
  • 名詞、形容詞がCとなり、動詞の後に続きます。必ずS = Cの関係が成り立ちます。
  • 補語<C>には名詞が来ますが、これはObject【目的語<O>】と何が違うの?と思われる方もいるのではないでしょうか。
  • 例えば、後ろにOを取る典型的な他動詞である「play(〜をする)」を例に取りましょう。
  • 「I play tennis. (私はテニスをする。)」であれば、私≠テニスです。
  • 「play」は「〜を」を動詞に含んでいますから、「〜を」後に目的語テニスを持ってくることが出来ますが、S = テニスの関係は成り立ちません。よってこれはSVOの第3文型となります。
  • 一方、典型的な(不完全)自動詞である「become(Cになる)」を例に取りましょう。
  • 「He became a tennis player.」であれば、彼=テニスプレーヤーですから、S = Cが成り立ちますね。
  • ですから、この場合、「a tennis player」は補語になります。これは目的語ではありません。
  • あたかも他動詞の様な働きをしますが、他動詞と異なるのはS = Cが成り立つ、ということです。
    以下では、まず自動詞の後ろに形容詞がくる例を見てみましょう。

S + V
<自> + C




He is tired.
訳:彼は疲れた、である。(=疲れている。)
※ 彼=疲れた、が成り立ちます。S=Cですから、tiredは補語になります。
※ be:〜である・〜だ



He looks tired.
訳:彼は疲れた、に見える。(=疲れて見える。)
※ look:Cに見える、Cと思われる



He got tired.
訳:彼は疲れた、になった。(=疲れた。)
※ get:Cになる

第3文型:S + V<他> + O


S + V
<他> + O

  • Object 【目的語 <O>】は、「〜を」「〜が」等の意味を含む他動詞の後ろに必ず、直接続きます。つまり、O無しでは使用できない動詞が他動詞です。
  • Oになるのは名詞だけです。形容詞も取れるCとは異なります。
  • 他動詞はO無しでは使用できない、という考えはは非常に重要です。文脈上どんなに明らかであっても、他動詞の後の目的語は省略できません。
  • 「play(をする)」を例にとれば、「〜を」の意味が既に入っている為、「I play.」とすれば「私はをする。」となってしまうからです。
  • 日本語では「私が、する!」と、目的語を省略して言えますが、これは英語では不可能です。

S + V
<他> + O




He watched it last night.
訳:昨夜、彼はそれを観た。
※ last(最も近い・昨)+時:この形で、副詞として使うことも出来る。
→ last Tuesday:この前の火曜日に



She likes to talk with him.
訳:彼女は、彼と話すこと、が好きだ。
※ like(が好きである):「が」の意味が既に動詞に含まれていますね。
※ to + 動詞の原型:この形で「動詞が入った名詞」を作ることができました。これを不定詞の名詞的用法、と言います。
Oには必ず名詞が来ますから、この様に「動詞が入った名詞=彼と話すこと」を持ってくることも可能です。

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