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今回は、こんな悩みを解決します。
本記事の内容
・不定詞の形容詞用法とは
・不定詞の形容詞用法を見分けるコツ
不定詞の3用法のおさらい

不定詞は同じ「to + 動詞原型」の形で、3つの表現ができる便利な文法です。
日本語には3表現に異なる言い方(すること・する(ための)・するために)がありますが、英語はこれを3つとも同じ「to」で表現するので、見分け方が難しくなるのですね。
今回は、形容詞になる不定詞の見分け方をみていきましょう。
目次
形容詞ってなに

「形容詞ってなに」と考えることは、◎です。形容詞が分からない内に形容詞用法を学んでも、それは暗記になってしまいますよね。
以下では形容詞を、1ステップづつ実例付きで解説していきます。
形容詞を理解する2つのステップ
ステップ2:二語以上の形容詞は後ろから
ステップ1:形容詞は名詞に情報を加える
形容詞(adjective)は、名詞(noun)に情報を加えるものです。
日本語と同じで、一語の形容詞は名詞の前につきます



ステップ2:二語以上の形容詞は後ろから
2語以上の形容詞を、形容詞句(an adjective phrase)といいます。
形容詞句は、日本語と異なり、名詞を後ろから修飾します(※ 例外は下に記載)。



my very beautiful beach(私のとても綺麗なビーチ)
this wonderful movie(このワクワクする映画)
・very, really(形容詞を単に強調する副詞)
・this, that(指示形容詞)
・my, her(所有形容詞)
と一緒に使う場合は、2語以上でも前から修飾します。
不定詞の形容詞用法とは

形容詞の働きをする不定詞(adjectival infinitive)は、「to+動詞の原型」
つまり、二語以上の形容詞です。
これは、「形容詞句は後ろから名詞を修飾する」ルールに当てはまるので、名詞を後ろから修飾します。
以下のステップごとに、実例を見ながら理解を深めていきましょう。
不定詞の形容詞用法を理解する3つのステップ
ステップ2:訳「〜すべき」
ステップ3:前置詞がつく形容詞用法
ステップ1:訳「〜する(ための)」
ステップ1は、「〜する(ための)」と訳される形容詞用法です。
まずは「〜する」で訳し、しっくりこないときは「ための」を入れてあげるとgoodです。



不定詞の否定はtoの前に「not」を置きます。
不定詞の受け身はtoの後に「be+過去分詞」置きます。
ステップ2:訳「〜すべき」
「〜する(ための)」という和訳がしっくりこない場合は「〜すべき」を試しましょう

日本語では、「あれは観る映画だよ〜。」といったように、本来「観るべき映画」であるところを「〜する」でカバーすることはよくありますね。ですから、形容詞の働きをする不定詞の訳は、基本的に「〜する」でOKです。
ステップ3:前置詞がつく形容詞用法
修飾される名詞が、不定詞の(意味上の)目的語である場合、

「a book」はカッコの中に入ることができるので、不定詞の目的語の役割を果たしているといえます。read(〜を読む)は他動詞なので、本来は後ろに目的語(名詞)が続きますが、不定詞ではこの目的語が修飾対象になるので、省略できます。
一方、次の例をみてみましょう。


このように、前置詞「with」の有無で目的語の場所を変えることで、英語では微妙なニュアンスの違い(書くもの(実際に書かれる対象やお題)VS書くもの(ペンや筆などの筆記用具))を表現しています。前置詞が入る不定詞は、このように意味があって挿入されるので、理解に注意が必要です。