【TOEIC頻出】that節ってなに?|that節は、「ということ」

こんにちは、Forkusです!

突然ですが、

that節 と聞いて、浮かぶイメージはと言えば…

ふむふむ...
名詞節だった気がする!
これは!
接続詞じゃなかったかしら…。だって完全な文が続くんでしょ?
ええっと...
あれ?「it is important that…」の「that」とは違うんだっけ?

など、様々ですね…

それゆえに、複雑なイメージが先行しがちですが、that節はシンプルです。

日本語で言う、ということ

例えば、「that節は難しいということであれば、

「ということ」が文末に付くことで、文が名詞になりますよね。

この「ということ」の役割が、英語では「that」なんです!

「that」は日本語で言えば、「それ」なので、「ということ」…?!と最初はビックリしますが、「文を名詞化する」記号だと考えましょう。

この「名詞化された文」のことを、「that節」と呼びます。

ヒント
このように、文が名詞になったものを名詞節と言います。文とは、主語・動詞が入るものを指します。

1. that節は、ある文を名詞化する「〜ということ」

優しい先生
that節が必要なシーンは、ちょっと詳しく何かを表現したいときです。

例えば、次の文….


 1, Everyone knows it. ← より具体的にしたい!
= みな、それを、知っている。

この「それ」を少し詳しくすると….

 2, Everyone knows that “a that-clause” is difficult.
= みな、that節は難しいということを、知っている。

となります。

2番目の文中には、

“a that-clause” is difficult. (that節は難しい。)

という、もう1つの文(主語と動詞がある)がありますね。

その先頭にthatをつけることで、

that “a that-clause” is difficult (that節は難しいということ

という名詞に変化させるコトが出来ます。

よって、that節とは名詞節(文が名詞化したもの)のことなんですね!

解説

that節には、この名詞節とは別に、形容詞節と、副詞節があるとも言われますが、
いわゆる「that節」とは、主にこの名詞節をつくるthatのことです。

一方、形容詞節をつくるthatというのは、関係代名詞や、関係副詞の代わりを務める「that」です。
また、副詞節をつくるthatというのは、形容詞に続く「that」のことです。これは、次項で紹介します.

2. that節の使い方は4通り

1. 主語としてのthat節


前項では、「it」=「that “a that-clause” is difficult」の関係を参考に、
that節とは、ある文を名詞にした、名詞節であることを学びました。

一方、これって仮主語のitと似ていませんか?

確かに

 3, It is certain that “a that-clause” is difficult.
= that節は難しいということは、確かです。


であっても、「it」=「that “a that-clause” is difficult」は成立ちますよね。

これを利用して、以下のように変形することも可能です。

 4,  That “a that-clause” is difficult is certain.
= that節は難しいということは、確かです。
解説

英語では頭でっかちな文は避けられるので、3のように特例として仮主語のitを先頭に置き、that節が後ろからその意味を「=」の関係で表すことが一般的です。

一方で、「that節」は =「it」の名詞ですから、4のように名詞(節)として主語になることも可能です。

このように、that節は名詞として働く、と考えると以下のような活用も見えてきます。

2. 補語としてのthat節



 5, The problem is that “a that-clause” is difficult.
= 問題は、that節は難しいということです。


※ SVCの文で、C(補語)になるのは名詞か形容詞でしたね。よって、that節C(補語)としても働きます。

3. 目的語としてのthat節



 6, I don’t think that this is difficult.
= 私は、これが難しいと(いうことを)思わない。


※ SVOの文で、O(目的語)になるのは名詞だけでした。よって、that節O(目的語)としても働きます。



 7, The apartment is very good except that it is too small.
= 小さすぎるいうことを除けば、そのアパートはとても良い。
解説

6 → think以下が単数名詞の場合、前置詞の「of」/「about」が間に入るのに、that節の場合になぜ入らないのかに関して、

本来は「I think of / about it that S + V」であったが、「it」 = 「that S + V」の関係から、次第にof / about itは省略され、現在の形になっていったとされています。

これは、形容詞に続くthat節(afraid of it, sorry about it, sure of it , aware of it)でも同様です。

例:I’m sure that he is not coming tonight.
(彼が今夜来ないだろうと、確信している。)

「of it」が省略された現代では、that以下は「感情に至った経緯(how)」を示す、副詞として見なされます。


※ O(目的語)には、他動詞の目的語だけでなく、前置詞の目的語もありましたね。よって、that節は前置詞の目的語としても働きます。

4. 同格のthat節

いよいよ最後です。

同格のthat(節)と呼ばれる用法ですが、少し毛色が違います。

今までは、thatが「ということ」という意味になり、文を名詞にする用法でした。

一方、同格のthatは「という」という意味で、直前の名詞を説明します。



 8, the idea that each of us is responsible for the environment
= 私たち一人一人が環境に対して責任があるという考え
解説

同格のthatは、形容詞のような働きをし、関係代名詞と何が違うのか分かりづらいですが、関係代名詞と違うのは、thatに続く文は抜けのない完全な文であるという点です。また、同格のthatは原則省略されません。

作用としては形容詞的であるものの、文法上は名詞とイコールの関係をthat節で言い換えることから名詞節に分類されます。

よって、名詞 + (that S+V = 名詞節)と、名詞の働きをする語句が2つ並んでいると考えましょう。

また、直前にこれる名詞はideaのように中身を具体化できる概念や意見等、決まっていることに注意しましょう。(例:idea, fact, information, news, opinion, discoveryなど)

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