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参照って言葉がまずよくわからないんだよね。

ある場所(セル・シート)から、データを取ってくること(同期機能付き)よ。

※ A1セルを、B1セルにデータ参照しています。

参照元のデータが変わると、参照先のデータも上書きされるの。だから、データ同士が同期するイメージね。
参照のメリットは、データの更新が参照元だけで済み、時短になるところですね。
一方、スプレッドシートでは、相対参照と絶対参照という、2種類の参照方法が存在します。以下では、その違いからみていきましょう。
目次
Step # 1:相対参照と絶対参照の違い
相対参照


範囲を参照するとき、相手の行に対して1つづつ参照していくことを相対参照というの。
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よく見るけど、これ名前あったんだ。
絶対参照


一方、絶対参照は1つのセルからのみデータを取ってくる(参照する)の。
$(ドルマーク)で絶対参照をかけるんだけど、以下のショートカットをつかいましょう。
$(ドルマーク)で絶対参照をかけるんだけど、以下のショートカットをつかいましょう。
Windows F4 | Mac F4+ fn
※ もちろん、手打ちで「$」を入力することも可能です。
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へぇ。でも、あんまり使い道がみえてこないなぁ。
Step # 2:絶対参照のつかいみち

絶対参照をつかうのは、一律で同じ数字を(参照して)、掛けたりするときよ。例えば、消費税や割引率の計算では大活躍するわ。
消費税額を求める

どし
各商品の価格に、一律軽減税率0.08(セルD9)をかけるので、掛け算の後ろ側が常にセルD9を参照するように、絶対参照する。
各商品の価格に、一律軽減税率0.08(セルD9)をかけるので、掛け算の後ろ側が常にセルD9を参照するように、絶対参照する。
(軽減)消費税額 = 小売価格 × 0.08 (8%・8/100)
消費税込額を求める

どし
同様に、一律の軽減税率0.08(セルD9)を掛けるので、セルD9は絶対参照。税込価格は、小売価格(×1)と軽減消費税額(×0.08)を足したもの。
同様に、一律の軽減税率0.08(セルD9)を掛けるので、セルD9は絶対参照。税込価格は、小売価格(×1)と軽減消費税額(×0.08)を足したもの。
(軽減消費)税込価格 = 小売価格 × (1 + 0.08)
※ 0.08 = 108%・108/100
割引価格を求める

どし
同様に、一律の割引率20%(セルD9)を小売価格に課すので、セルD9を絶対参照。割引価格は、小売価格(×1)から割引額(×0.2 = 20%)を引いたもの。
同様に、一律の割引率20%(セルD9)を小売価格に課すので、セルD9を絶対参照。割引価格は、小売価格(×1)から割引額(×0.2 = 20%)を引いたもの。
割引価格 = 小売価格 × (1 – 0.2)
※ 20% = 0.2・20/100
F4を何回も押すと…
以下のように、「$」の数が切り変わります。

以下のように、「$」の数が切り変わります。

これは、次のルールに従って、効果を変えます。

Step # 3:相対参照のつかいみち

相対参照をつかうのは、参照する相手が、1行ずつずれていくときよ。例えば、売上の計算では参照する個数も価格も1行1行変化するから大活躍するわ。
売上を求める

どし
前回のように、一律で何かの割合を掛けたり、といったことはありません。1つづつ計算で使う数字は異なるので、参照する(取ってくる)セルも1つづつ変わります。
前回のように、一律で何かの割合を掛けたり、といったことはありません。1つづつ計算で使う数字は異なるので、参照する(取ってくる)セルも1つづつ変わります。
売上 = 個数 × 単価

まあ、相対参照ってF4を押す前のデフォルトだから、この堅苦しいことばで覚えなくっても、多分みんな使い方はわかってるとおもうけど、一応ね。
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よく見るけど、これ名前あったんだ。