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参照のメリットは、データの修正や更新が参照元だけで済み、時間の節約になるところですね。
スプレッドシートの参照には以下の3種類あります。
1ステップずつやり方をみていきましょう。
目次
Step # 1:同一スプレッドシート内のデータ参照
スプレッドシート内で、データ参照するイメージは湧きにくいかもしれません。でも、表の集計や応用など、シート内で計算を可視化させたい時には大活躍です。基本から、みていきましょう。
セルの参照


列の参照

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複数列の参照


- =ArrayFormula(A1:A5) ArrayFormulaは同様に範囲をグループ化します。つまり、関数版波カッコですね。
- =Query(A1:A5) Query関数は範囲から情報を抜き出す関数です。
異なる範囲をまとめて参照


- コンマの場合: 例 = {a, b} aを入力したセルに、bをその右の列に配置します。
絶対参照


Step # 2:同じスプレッドシートの別シートからデータ参照

次に、同じスプレッドシートの別シートからデータ参照する方法をみていきましょう!
セルの参照
やり方はとっても簡単です! 次の式で参照します。
例えば、次のシート名「みかん」のA1セルを参照するなら

以下の式が完成しますね。
これを、シート名「りんご」のA1セルに挿入すると

無事に、同じスプレッドシートの別シートからセルを参照することが出来ました!

範囲の参照
やり方はセルの参照とほぼ一緒。 以下の部分を範囲に変えましょう。
でも、範囲参照では、参照したいシートが沢山あるなんてことも多々あります…
例えば、↓の場合。

ここでは、別シートが「2014年12月期」「2018年12月期」まで、計5つもあります。
参照時に1つずつ、手作業で式のシート名を入力&変更してもいいのですが、毎回時間がかかってしまいますね。


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つまり、本来シート名(201X年12月期)を手作業で入力するはずだった別シート参照の式(以下)を、
次のIndirect関数で表します。(式の解説は以下にあります。)
この式を、データを参照したいF5セルに入力すると、

無事にドロップダウンリスト(B5セル)を経由して、別シートからデータ参照することが出来ました!
式の解説【番外編】

Indirect関数とドロップダウンリストのコンボは、動的参照をするときにとても便利ですよ!
Step # 3:別のスプレッドシートファイルからのデータ参照

いよいよ最後です!別のスプレッドシートファイルからのデータ参照、もう少し踏ん張ってみていきましょう。

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セル&範囲の参照
別ファイルのシート参照では、IMPORTRANGEというスプレッドシート独特の関数を使います。使い方はとっても簡単です。
実際に、「ぶどう」の範囲A1:D7を、「くだもの」へ参照してみましょう。

「ぶどう」タブのURLをコピペして、後ろに取得したい範囲(A1:D7)をつけるだけです!もし、A1セルの値のみを取得したい場合は、範囲をA1に変えればOKです。
合計値の参照(SUM関数とのコンボ)
IMPORTRANGE関数は、別の関数と合わせることによってその真価を発揮します。
もし、次のいちごの収穫量(C3:C7)を、合計値で参照したいとすると..

SUM関数を先頭につけるだけで、合計値参照することが出来ます!
この式を「くだもの」タブのA1セルに入力すると…

無事に収穫量の合計値を参照できましたね!
もちろん、SUM関数の代わりに、SumifやCounta、Averageを先頭につけると、条件付き足し算やデータの数・平均値も求められます!
条件付き合計値の参照(SUMIF関数)

収穫量が15,000(t)以上のものだけを合計しています。
データ個数の参照(Counta関数)

収穫量のランキングデータは5つでしたね。その個数を求めています。(count関数の方が適切ですね。数・文字どちらもいけるのでcountaに頼りがちです…)
平均値の参照(Average関数)

別シート中の別シートの値の参照
いよいよ、長かった本章もこれにて最後です!少し日本語がおかしいような気もしますが笑 以下のケースを想定してみてください。
別シート(なし)中に別シート(日本梨と西洋梨)がありますね。

前章でやった、別シートの参照方法と考え方は一緒です。今回は「なし」シート中の西洋梨のデータを「くだもの」へ参照します。
この式を「くだもの」タブのA1セルに入力すると…

なしシート中の西洋梨シートからデータ参照ができましたね!
Step # 4:まとめ
これにてスプレッドシートの参照のまとめは終了です。最初は量に圧倒されると思いますが、何度も使っているうちに覚えていくと思います!
不安な部分は以下から再度おさらいしてみてくださいね!
おつかれさまでした!