【スプレッドシート】SUMIF|もし、条件に一致すれば足し算(#合計範囲は変更可)


SUMIF関数は文字通り「もし〜なら足す」で、イメージしやすいわね。
でも、SUMIF関数って構文の説明長いんだよね。

 SUMIF

 

(範囲内で)もし、条件に一致すれば足し算

SUMIF(条件をかける[合計]範囲, 条件, [合計範囲])

 条件をかける[合計]範囲:条件がかけられ(合計される)範囲
 条件:足し算をかける条件
   - 「にんじん」の売上を合計したいとき、条件は、”にんじん”。
   - 「500円より大きい」売上だけ合計したいとき、条件は、”>500″。
 [合計範囲]:省略可(条件をかける範囲と合計範囲が別にあるとき、指定すること)
   - 指定しなかった場合、条件をかける[合計]範囲では合計も行われます。


※文字の条件には、二重引用符(”_”)をつけること。
演算子(=, <, > など)も文字なので(”_”)がつく。
※ 条件が不明確な時には ? や * などのワイルドカードも使用可能。
問題を解いて、直感的に理解してみたら?

 例題


水色枠で、500円より大きいの売上の合計は?

サンプルファイル

 回答


2200

 手順1: D9を選択状態にし、=SUMIF()を入力。
 手順2: D2〜D7セルを、条件をかける(かつ合計される)範囲に指定。
 手順3: ”>500″を、足す条件に指定。


範囲内で500より大きい数値を合計してるね。
そうね、「SUMIF」は言葉通り、「もし〜なら足す」。今回は「もし500より大きいなら足す」ってことね。
 [合計範囲]:省略可(条件をかける範囲と合計範囲が別にあるとき、指定すること)
   - 指定しなかった場合、条件をかける[合計]範囲では合計も行われます。


ってあったけど、指定した場合はどうなるの? 
合計範囲を指定する場合もみてみましょうか。


Step # 1:合計範囲ありの場合


SUMIF(条件をかける範囲, 条件, 合計範囲
合計範囲つくってことは、条件をかける範囲とは別に、合計する範囲があるってことよ。


例1


「にんじん」の売上だけを合計したい場合。

(条件(”にんじん”)をかける範囲は品目で、合計範囲は売上なので、指定範囲が別々。)

D10 = SUMIF(B2:B7,”にんじん”,D2:D7)
条件をかける範囲と合計範囲が異なる場合、合計範囲は条件検索で該当した品名と平行位置にある売上になります。

SUMIF(条件をかける範囲, 条件, [合計範囲])
 今回の例では、B2:B7が条件をかける範囲, ”にんじん”が条件, D2:D7は[合計範囲]です。


例2


「個数が5以上」の売上だけを合計したい場合。

(条件(”>=5″)をかける範囲は個数で、合計範囲は売上なので、指定範囲が別々。)

D10 = SUMIF(C2:C7, “>=5”, D2:D7)
条件をかける範囲と合計範囲が異なる場合、合計範囲は条件検索で一致した個数(5)と平行位置にある売上になります。

SUMIF(条件をかける範囲, 条件, [合計範囲])
 今回の例では、C2:C7が条件をかける範囲, ”>=5”が条件, D2:D7は[合計範囲]です。


よって、合計範囲を後ろにつけないときは、条件をかける範囲と合計範囲が一緒になるってことね。(下:イメージ)


SUMIF(条件をかけ、かつ合計する範囲, 条件)
最初の例題では合計範囲も条件をかける範囲も一緒だったから、後ろに合計範囲を別につける必要なかったもんね。だから少し戸惑ったのか。
その通りよ。