右(後ろ)〇文字を削除する方法【スプレッドシート・LEFT & LEN関数】


右(後ろ)〇文字を削除する方法が、分からなくて困っています。


今回は、こんなお悩みを解決します。


本記事の内容
・左〇文字を抜き出す方法(LEFT)
・文字数を知る方法(LEN)
・右〇文字を削除する方法(LEFT&LEN)
※ 本記事はエクセルにも対応しています。


例題

・次の右(後ろ)から1文字、2文字を削除する

※ A1セルの右1文字(様)、A2セルの右2文字(年度)を削除しています。


山田一郎様の「」や、1992年度の「年度」など、右(後ろ)〇文字を削除したいとき、地味に困りますよね。

LEFT関数LEN関数を組み合わせれば、簡単に削除することが出来ます。

まず、LEFT関数の使い方からみていきましょう。

 左〇文字を抜き出す方法(LEFT)


LEFT関数のつかいかた


いつ使う?
文字列の左からn文字を抜き出すとき


例題
以下の郵便番号の左から1文字を抜き出す



構文
= LEFT(① 左からn文字抜き出すセル, ② (抜き出す)文字数


① 左からn文字抜き出すセル
 左からn文字抜き出したいセル番号(例:A1)、又その文字列(”山田一郎”)
※ 文字列の場合、2重引用符がつきます。

② 抜き出す文字数
 左から1文字を抜き出したい場合は1


LEFTの使用例

ここのポイント
上:〒690-0855の左から1文字を抜き出したいとき
中:山田一郎様の左から3文字を抜き出したいとき
下:1992年度の左から4文字を抜き出したいとき


関連
もし、左1文字に「〒」を加えたいときは、=”〒”&A1


文字数を知る方法(LEN)


LEN関数のつかいかた


いつ使う?
文字列の文字数を知りたいとき


Syntax

= LEN(① 文字数を知りたいセル番or文字列

① 文字数を知りたいセル番or文字列
 LENは、空白文字や@等の記号も含めて、文字列中の文字数をカウントします。例:=LEN(A1)
※ 文字列指定の場合、2重引用符がつきます。


 右〇文字を削除する方法(LEFT&LEN)


Ex.

= LEFT(A1,LEN(A1)-1)


A1セル(山田一郎様)の右1文字(様)を削除する例を参考に、上の式の働きを復習しましょう。

LEFT関数は、本来左から〇〇文字を抜き出す関数です。この〇〇文字を、「総文字数(LEN)- 右から削除したいn文字」にすることで、結果的に右のn文字抜きの文字数を左から抜き出すことができます。
よって、LEFT関数の左から抜き出す文字数は「LEN(A1)-n」になっています。


ここのポイント
・「LEN(A1)-n」のnで、右から何文字削除したいかを指定
・LEFTが左から抜き出す文字数を「LEN(A1)-n」に指定
・LEN(A1)=総文字数より、n文字引いた文字数がLEFTで取り出される(結果、右n文字が削除される)