こんにちは、Forkusです!
前回はImportHTML関数を使って、データを効率よく収集する方法をおさらいしました。
↓こちら↓
そして、入手したデータはこちら(↓)世界各国の人口ランキング(2017)です。

まずは、このデータを操れるデータに変えます。
というのも、このままだと、消したり変えたりが出来ません。
(※即座にauto-fillでImportXTML関数が上書きされるため。)
以下の手順に沿って、サクッと設定を変更しましょう。
- ImportHTML関数の場合、例えば”United States”がある列を消しても、また元の状態に戻されてしまう…
- 一方、Ctrl + A (windows) か Cmd + A (on Mac)によってデータを全選択コピーし、[貼り付け(Paste special)]の中から[値の貼り付け(Paste values only)]を選択すると
- 自由に列や行を削除出来るようになります(↓)

これで下準備は完了!

さて、今回紹介するのは、Query(データベースから情報を集める)関数さんです。
最も早く、あなたの知りたい情報をデータから参照することが出来ます。
Google Sheetsの関数で一番強力と言っても過言ではありません。
目次
1. Query関数の使い方
1.1. Query関数をもっと簡単にしよう
Query関数は、すごく簡単です。
項目 | syntax and details |
---|---|
用法 | QUERY(①範囲, ②”SELECT 列 WHERE 条件”,③見出し表示設定) |
① | データの大元。参考にするデータの全範囲。 |
② | ①の中の、条件をかけたい列(縦)をSELECTし、それをWHERE以下の条件にさせる。 |
③ | データの見出し(一行目の帯)は入れる?→TRUE(いる)or FALSE |
でも、①の範囲が広いと毎回選択するのが面倒ですよね。
そんな時、範囲に名前を付けて保存→ 「その名前で今後は使用出来る機能」を使いましょう。
今回は、「A1:F233」のセル範囲に、「国別人口」という名前を付けます。
- Ctrl + A (windows) か Cmd + A (on Mac)によってデータを全選択
- メニューバーの[データ]>[名前付き範囲] をクリック
- 右のメニューが出現。好きな名前を付けましょう

下準備②みたいになりましたが、次は実演です。
1.2. お題①「人口が一億人より多い国とその大陸名(2017)」

まずは、イメージをつかんでみましょう。
お題①は「人口が一億人より多い国とその大陸名(2017)」です。
・必要な情報はB列(国名)とC列(大陸)とE列(人口:2017)
・条件はE列(人口:2017)が一億人より多い
よって、以下の関数を別シートのA1セルに挿入します。

1.3.お題②「人口が一億人より多いアジアの国(2017)」
お題②では、先ほどの条件、「人口>一億」に加えて、「大陸はアジアである」という条件が加わりましたが、
複数条件 → andをつけるだけ
ということでand C = ‘Asia’ を加えて以下の関数をA1に挿入します。
」.gif?resize=590%2C240&ssl=1)
1.4.お題③「人口減少したアジアの国(2016~2017)」
お題③では、先ほどの条件、「大陸はアジアである」に加えて、「増減率<0」という条件が加わりました。同じく複数条件ですね…
以下の関数をA1セルに挿入します。
=QUERY(国別人口,”select B, C, E, F where F < 0 and C = ‘Asia'”,TRUE)
」.gif?resize=600%2C191&ssl=1)
ちなみに、人口が増加したアジアの国々は…
」.gif?resize=544%2C440&ssl=1)

1.5.お題④「世界人口に閉めるアジアの国の割合(2017)」
世界の人口総数(2017)は7,550,262,101人と、約75億人もいるんですね…
今回は少し、変わり種です。
通常の計算をする時にはWhereをつける必要はありません!なのでANDも必要ないことに注意しましょう。
よって、以下の関数をA1に挿入します。(100をかけているのはパーセントにするためです。)
」.gif?resize=600%2C424&ssl=1)
無事、SUM関数によってアジアの人口割合が分かりました!
以上になります。
ここまで閲覧してくださったみなさま、お疲れ様でした。